FX取引をやっている人のなかには、日本の証券会社ではなく海外の証券会社の口座を利用している人も少なくありません。それでは、国内口座と海外口座、何が違うのでしょうか。もっとも大きな違いは「レバレッジ」です。日本国内のFX業者には、金融庁によるレバレッジ規制があるため、最大で25倍以上のレバレッジをかけることはできません。ですが海外口座の場合は、このレバレッジ規制がないため、200倍や400倍、中には500倍のハイレバレッジで運用する事も可能になっています。もちろんレバレッジが高ければ高いほど、危険な取引になる場合もありますが、限られた資金を効率良く運用していくために、あえて海外口座を使う人も大勢いるのです。
また、自動売買を行う人に人気のある、 MetaTrader というソフトを利用したい人は、日本で MetaTrader 対応の業者が少ない事もあり、海外口座を開いている人もいます。この場合は取引方法でFX業者を選んだらたまたま海外業者だった、ということでしょうか。
FX取引の仕組みそのものは、海外でも同じものですから、手続きさえできれば取引は問題なく行えます。ただし、海外の業者はトラブルも多く、仮に英語が苦手だとすれば、トラブルが起きた際に自分で対処できるのかどうかは疑問が残ります。多少語学に自信がなければ、日本の口座を利用するよりもリスクは高まると言えます。海外のFX業者は、日本のように厳しい規制がありませんので、倒産してしまって資金凍結となる危険もあれば、出金になかなか対応してくれないところなどもあります。
最近は海外口座を開設する人が増えたため、いろいろインターネットで情報が集められるようになってきました。日本国内のFX業者よりも、十分に時間をかけてFX業者を選んで下さいね。
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