FXの取引方法そのものは、とてもシンプルです。勝つか負けるかは別にして、取引そのものは簡単で、その代わりに奥が深い世界となります。だからこそ、FX取引を本格的にはじめる前に知っておきたいことがあります。もちろんそれは取引方法などではなく、基本的な知識です。
基本的なことを学ばないで行うFX取引は、投資ではなくギャンブルになってしまうからです。もちろん中には、きちんと勉強したにも関わらず、ギャンブル的な投資を好む人もいます。これは性格の問題もありますし、環境も影響していることが大きいかも知れませんね。ですがFXは投資、そのことをきちんと理解していない人ほど、ギャンブル的な方法に走ってしまうのは間違いないでしょう。もちろん投資ですから、FX取引にはリスクが存在しています。ですがリスクはコントロールできますし、冷静であれば自分が引き受けられるリスクをきちんと見極めることも可能になります。また、FX取引は、レバレッジという仕組みで手持ち資金の何倍もの取引が可能になっています。そのためお小遣い程度の資金からでも、取引は開始できます。それは投資初心者にはうれしいことでもあり、同時に怖いことでもあります。気軽に始められる理由になりますが、「お小遣い程度の金額」が積み重なって、何度も負けを繰り返しても気にならないような、感覚が麻痺してしまうこともあるのです。例えば1万円からでも、FX投資は可能です。ですが1万円負けたとして、その金額は働いていればやはりお小遣い程度の金額ですよね。小さいお金でかけられるからこそ、パチンコのように嵌ってしまったり、冷静さを失ってしまったりして、無謀な賭けに出てしまうこともあるのです。そんなことにならないためには、やはり最初にFX取引は気軽に始められるものの、本当は怖いものなのだとしっかり認識しておいて下さい。
怖いことを書きましたが、「投資の怖さ」、もしくは「投機の怖さ」を飼いならすには、経験が必要です。そして経験を積んで行くために、FX取引から退場しないために、知識が必要不可欠となるのです。
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